車に傷が入った場合、あなたならどうしますか?

修理を依頼しますか?

それとも自分で修理しますか?


トヨタなどのディーラーに車の傷の修理を依頼した場合、

傷の程度にもよりますが、

最低でも2万円以上します。


実は私が大事に乗っているトヨタ86ですが、

昨年の熊本地震で傷が入ってしまいました。

傷が入ったのは赤で囲った部分です。


大事に乗っていたトヨタ86。

本当にガッカリしました。


この時、トヨタに車の傷の修理に出すか、

自分で修理してみるか悩んだのですが、

自分で修理してみる事にしました。


自分で車の傷を修理するメリットは、

安く済ませる事ができる事です。

それにもし失敗したら、

その時、修理に出せば良いだけですからね。


最初から車の傷を修理に出したのならば、

修理代は最低2万円は確定です。


でも、自分で車に入った傷を修理して成功すると、

修理代は数千円で済ませる事ができます。

やらない手はないですよね。

素人でも車の傷の修理ができるのでしょうか?

結論から言うと素人でも出来ます。

仕上がり具合にもよりますが、

パッと見分からない程度であれば、

素人でも車の傷を修理する事は出来ます。


なぜ、言い切れるのかと言うと、

私にも出来たからです。

私のトヨタ86に入った傷を自分で修理して、

友人に見せたら気がつかなかったのです。


あまりにも友人が気がつかないので、

車の傷を自分で修理した事を話すと、

よく見ないと分からないねと言っていました。

素人でも修理が簡単にできる理由

実は素人でも車に入った傷を簡単に修理する事が出来るのは、

道具の性能がよくなったからです。

今の道具はかなり性能が良くなり、

塗装に使うスプレーなんかも、

ダマになりにくく素人でもキレイに塗る事ができます。

それに下地を作るヤスリや

塗装後に仕上げるコンパウンドも性能はいいですね。

車の傷を修理する手順は?

素人でも車に入った傷を修理出来る事が分かったところで、

車の傷を修理する手順を見てみましょう。

  • まずは車を洗車する
  • 次にヤスリを使って下地を作る
  • それから脱脂をする
  • 他の所に塗装が付かないようにマスキングする
  • スプレーで塗装する
  • 仕上げ
  • 車の傷を修理する手順は上に書いた6つです。

    車の傷の修理に使う道具

    今回、車に入った傷の修理に使った道具はこれです。




  • ヤスリ(サンドペーパー)
  • 塗装用スプレー
  • 仕上げ用クリアー塗装スプレー
  • マスキングテープ
  • 液体コンパウンド
  • 新聞紙
  • 脱脂用の台所洗剤


  • ヤスリは下地作りに使います。

    今はこのようにセットになったヤツがあるので、

    これを使うと良いと思います。




    塗装用のスプレーは修理する車の色番号を確認して買って下さいね。

    車の色番号の確認方法を知らない方は、

    下の記事を読んでください。

    自分の車の色番号を簡単に調べる方法


    仕上げ用クリアー塗装スプレーは、

    塗装の最後につや出しをするものです。




    マスキングテープは最近流行っているので、

    100均に色々あります。

    今回使ったマスキングテープの幅は15mmです。

    マスキングテープであれば、

    無地でもガラが入っていても大丈夫です。


    液体コンパウンドは塗装の仕上げに使います。

    これも傷消しや仕上げといったセットになったものがありますので、

    これを使った方が便利です。




    新聞を取っていない場合は、

    ポスターや包装紙でもなんでも構いません。

    ただ塗料が付きますので捨てても構わないものにしてください。


    脱脂用にはスプレー式など色々売ってありますが、

    台所用洗剤で問題ありません。

    どうしても脱脂用のものが欲しければこれが良いと思います。

    洗車して下地を作ろう

    ここからは私が実際にトヨタ86の傷を修理した様子を

    画像を交え説明して行きます。


    まずは洗車して汚れを洗い落とします。

    面倒であれば傷の周辺を広めに洗って下さい。

    そして下地用で買ったおいたヤスリを使います。


    最初は粗目の150番を使います。

    サンドペーパーはそのまま使うと、

    力が均一に入らないので、

    このようにします。




    サンドペーパー用のパッドが売ってありますが、

    このように木でも構いません。

    ただし、たいらな木を使って下さいね。

    木がたいらじゃないと意味がありません。


    そして傷の周辺を少し大きめに削って行きます。

    こんな感じですね。


    そして次はヤスリを中目320番に変えて、

    同じように削っていきます。

    あ、ヤスリを使う時は水をつけて使って下さいね。

    詳しい使い方はパッケージに書いてあります。


    そして細目600番、極細1000番と磨いていきます。

    この600番と1000番は仕上げ用ですが、

    下地を作る時に使うとキレイに仕上げる事ができます。


    これで下地作りは完了です。

    脱脂をしよう。

    それでは次は塗装前に脱脂をしていきます。

    ここできっちりと脱脂しておかないと、

    塗装がうまくいきませんので注意して下さいね。


    今回はこれを使います。

    台所用の洗剤です。

    ちゃんと使えばこれでも大丈夫です。

    私の86はこれを使いましたよ。


    こんな感じで良く洗います。

    そして水で良く洗い流しタオルで拭きあげ乾燥させます。


    この時、当然ですが手で触っちゃダメですよ。

    せっかくの脱脂がパーになってしまいます。

    マスキングをしよう。

    それでは塗装する面を触らないように、

    新聞紙とマスキングテープを使ってマスキングしてきます。

    新聞紙を広めに当てマスキングテープで貼って行きます。


    こんな感じですね。

    必ずマスキングテープで抑えるようにして下さい。

    新聞紙がマスキングテープから、

    はみだしていると、

    塗装する時に邪魔になります。

    塗装しよう。

    それではいよいよメインの塗装に入って行きます。

    塗装するときのコツは少しずつ何度も色を塗り重ねる事です。

    一気に厚く塗ると垂れたりダマになったりしますので、

    焦らずにゆっくり均一になるようにスプレーしましょう。


    スプレーする時は塗装面から

    15cmから30cm程度離してから塗装して下さい。

    出来れば塗装は風が吹かない日に行うようにして下さい。


    こんな感じで少しずつ色を重ねて行きます。


    左端からスプレーを押しながら

    同じスピードで右へ移動させ塗って行きます。

    そして今度は左からと交互に塗って行きます。


    そして塗り終わったのがこれ。

    そしてこのまま1日乾かします。


    私の場合はガレージがあったので、

    ガレージに入れシャッターをおろして、

    埃が付かないようにしていました。


    ガレージがない場合はビニールなどでカバーして、

    埃が付かないようにして下さいね。

    仕上げをしよう。

    それでは仕上げをして行きましょう。

    塗装した面が十分乾いている事を確認して下さい。

    確認できたらマスキングテープを剥がして行きます。


    するとこんな感じになります。

    マスキングテープをしていたところに段差が出来ています。

    まあ、これは仕方のない事なので、

    コンンパウンドで仕上げて行きます。


    まずは傷消し用の3000番を使います。




    付属のスポンジにコンパウンドを取ります。

    そしてこの段差部分を磨いていきます。




    この時、どうしても段差が消えない場合は、

    先ほど使ったヤスリの極細1000番で磨いて行きます。

    こんな感じですね。


    そして次は仕上げ用のコンパウンドの7500番を使います。




    すると段々と光沢が出てきます。




    そして最後の超鏡面用9800番を使います。

    すると、

    このように隣に停めてある車が映るまでになりました。


    本来はこの後クリアー塗装をするのですが、

    私はクリアー塗装をやっていません。


    それは思いの他キレイに仕上がった事と、

    雨が降っていたからです。

    雨の日など湿度が高い時にクリアー塗装をすると、

    クリアーが黄色く変色してしまうからです。


    それに、この仕上がりなので、パッと見分かりません。

    なので、いつか湿気がない日にすればいいやと思って、

    未だ実現していません。

    今年こそはクリアーを塗ろうと思っています。

    終わりに

    私も車に傷が入ったときは、

    素人じゃ無理かなと思っていました。

    でも、先ほども書いたようにダメ元でやってみました。

    するとそこまで難しくはありませんでした。


    もちろん、よく見ると分かりますよ。

    やっぱりプロじゃないですからね。

    でも、パッと見分かりません。

    友人に見せても分かりませんでしたからね。


    なので、私はこの仕上がりに満足しています。

    おまけに使った金額は5千円以下。


    それに塗装のスプレーは楽天で買って、

    ポイントを使ったので、

    実質使ったお金は3千円弱でした。


    ここで紹介している方法は、

    あくまでも私がやった時の事です。

    この記事を参考に自分で車に入った傷を修理する場合は、

    自己責任でお願いします。


    私の86の仕上がりはこれなので大満足です。

    このように素人でも車に入った傷の修理ができるのです。

    パッと見分からない位にはなりますので、

    車の傷の修理を考えている方は、

    チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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