あなたはガソリンのハイオクと聞くと、
よく燃えるイメージがしませんか?
実は私も以前はハイオクはよく燃えるものだと思っていました。
でも、これは勘違いで実はレギュラーガソリンの方が燃えやすいのです。
でも、市販されている車を見ると、
ハイオク仕様の車の方が高出力な車が多いのです。
では、なぜ燃えにくいハイオクを燃料に使った車の方が、出力が高いのでしょうか？
普通に考えると燃えやすい燃料の方が出力が高そうですが、
実際は燃えにくいハイオクを燃料に、
使っている車の方が高出力なのです。
その理由はエンジンの仕組みにあります。
エンジンの中ではガソリンと空気を混合して吸い込み、
その混合されたものを圧縮してそれに点火させます。
そしてその時の爆発を利用してピストンを動かすのです。
この時、圧縮率が高ければ高いほど、
爆発の威力は増すのです。
燃えやすい燃料を使うと、この圧縮する時に自然発火してしまいます。
この自然発火の事をノッキングと言います。
ノッキングは制御されない爆発なので、
エンジンの内部を痛めてしまいます。
そこで高圧縮しても自然発火しない燃料として、
ハイオクが開発されたのです。
レギュラーとハイオクはオクタン価の違いで分類されます。
このオクタン価はＪＩＳ規格でちゃんと決められているのです。
ハイオクの場合は１号ガソリンと呼ばれ、
オクタン価が９６以上のものを言います。
レギュラーは２号ガソリンで８９以上となっているのです。
ガソリンと空気を圧縮する時の圧縮比の違いで、
このように分けられていたのです。
ハイオクにはエンジン内を洗浄してくれる、
洗浄剤が添加されています。
そのためハイオクの方がエンジン内をキレイに保てるようです。
まあ、エンジン内を見た事がないので、
本当か嘘かは分かりませんが。
もちろんハイオク仕様の車にレギュラーを入れても問題はありませんが、
カタログに書かれた数値は出ないようです。
やはり一番良いのは、
カタログに書かれている燃料を入れることですね。
今日はちょっとした雑学でした。
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